制作お役立ち便利帳
校正に関するご質問
写真をパソコン画面で見た時と印刷した場合の色が合わない
画面はRGBの発光の組合せにより、紙面ではCMYインキの組合せにより、いろいろな色を出しているという原理的な違いはありますが、さまざまな色の対応を自動的にとるためにカラーマネジメントのシステムが使われています。パソコンのプリンタでは紙の質を指定することで、紙による発色範囲が異なってもだいたい相似的なカラーバランスになるように設定されています。
しかしオフセット印刷のようにパソコンと直結していないところでは、このカラーマネジメントは無効で、むしろオフセット印刷用のカラーマネジメントにパソコンを合わせるような使い方が必要になります。
カラー製版用のDTPでは、一般のパソコンの画面とは別に、印刷用途にカラーマネジメントされた画面で作業するようになっていて、そこではオフセット印刷と相似的なカラーバランスになるようにできます。そこから色校正用にプリンタしたものによって印刷仕上がりを予測することになります。
印刷用のカラーマネジメントでは、あらかじめ印刷インキの発色範囲に合わせた画面で画像を確認することと、画像出力時には印刷用紙の特性に合わせた処理をして、色校正と本刷りを近づけます。
パソコンのプリンタと同様に、とりわけ紙の種類・特性による発色の違いが大きいので、以前印刷したデータで異なる紙に印刷すれば発色が異なってしまいます。特に光沢のあるアートコート紙に比べてマット系の用紙は色が沈む傾向にありますので、標準的な用紙を使わない場合には、実際に使用する用紙で色校正してもらって確認する必要があるでしょう。
