制作お役立ち便利帳
文字に関するご質問

Q 宛名印字お願いしたいが、印字できない文字(外字)の人が居る。

A

印字できる文字に置き換えて処理してよいものと、外字作成をしなければ印字できないものががありますので、印字の使用目的や、該当する名前の原稿を元に判断して進めることになります。

宛名印刷をするパソコンがWindowsの場合に、通常入出力しているいわゆる第1第2水準の「シフトJIS」は、JISの漢字符号の規格では『JIS X 0208(非漢字、第1、第2水準漢字)』というもので、6355文字が使われてきましたが、今日では中国の漢字を含むいわゆる「ユニコード」(規格名称は『JIS X 0221(国際符号化文字集合)』で漢字はほぼ1万字)もWindows標準のフォントで表示・印刷できますので、中国人を含むかなり多くの名前が扱えるようになっています。

ただし、「ユニコード」は仮名漢字変換では出てこない文字もあり、WindowsIMEパッドから部首や画数で呼び出して使うことになります。そこにもない文字は存在する文字に置き換えるか外字作成をします。

人名外字の置き換え

日本の人名の外字は大別すると、次の4つになります。

  1. 間違い(正字に対する誤字、略字)
  2. 筆画のうろおぼえからくる派生字
  3. 点画が多いなど
  4. 変態仮名

このうち、手書きの際の誤字は学校や自治体文書では書き換えるように、(戸籍と同じ文字でなければならないという特別な処理を除いて)JIS漢字の範囲のものに置き換えることが一般的です。
派生字(異体字)は渡辺の辺の古い字が何十種類もあるような問題で、これらの派生は元は手書きの際の変化で、書く度に異なっていた可能性もあります。JIS漢字にも古い形が何種類か含まれていますので、最も近い字が選ばれます。これらもWindowsIMEパッドの部首などで選びます。
画数変更をした字というのは、本家分家の区別とか、名前の画数占いなどからきていて、誤字と同じ様に通常使用ではJIS漢字の範囲のものに置き換えることが一般的です。
変態仮名を使っている人は既に滅多におられないと思います。

しかし、郵便配達には置き換えが通用しても、どうしても手書きのとおりの印字が必要であると判断した場合は、外字作成をすることになります。

外字作成

Windowsのバージョンによって外字作成の方法が若干異なります。また基本的には外字を作成したパソコンからでないとプリントはできませんし、アプリケーションソフトによっては外字を認識しない場合もあるので、事前にテストをするかWordなどMicrosoftOfficeの中のソフトを使って宛名印字することになります。

ここで作成する外字は、特定のフォントのみに適用するか、どのフォントに対しても適用するかが選べます。

Windows7では、外字エディターというソフトを起動するので、「スタート」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「システムツール」→「外字エディター」と選択します。(Windows8では、「ファイル名を指定して実行」の「名前」のところに「eudcedit」と入れて、eudceditを実行します)

すると64x64ドットのお絵描きプログラムのようなものが現れ、また既存のフォントの字形から必要部分をカット&ペーストして合成することも、それに描きくわえたり消したりできるので、既存フォントと似たものが簡単に作成できます。

作成された外字は、F040~F9FCまでの文字コード領域に割り当てることができ、文字入力はWindowsIMEパッドの、「文字一覧」→「シフトJIS」→「外字」のところから選択することになります。

作成された外字を保存するとか別のWindowsパソコンで使用したい場合は、\windows\fonts\ の下にある、ENDC.EUF と ENDC.TFF の2つのファイルをセットにしてコピーします。宛名印刷を外注される場合には、この2ファイルを添付してください。

Windowsパソコンでの操作例
http://121ware.com/qasearch/1007/app/servlet/qadoc?QID=014238