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データに関するご質問
書籍の原稿から電子書籍で本を販売したい
紙の書籍の流通は、『Q:書籍制作から書店への配本まで依頼されたが、可能か?』にあるように複雑でコストもかかるものですが、印刷が必要ない電子書籍の場合は流通もネットを使うのでどこからでも注文が可能になります。
amazonKDP(https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/)や楽天Koboがありますが、楽天Koboは紙の書籍と電子書籍の表示がわけられているのに対して、amazonの電子書籍では個人が書いた自己出版本と著有名出版社の名人の本が同列に表示される場合もあり、検索で本を探す人には見つけてもらいやすいことです。ターゲットが絞られる本の場合は個人出版でもカテゴリランキングで上位にでるものがあります。本の宣伝や営業はブログやSNSを使います。
ここではamazonKDPに絞って、販売までのプロセスを整理してみます。
1.本のテキストデータを用意する。
2.テキストデータを専用ソフトでEPUB形式にする。
3.本の表紙や中に使う画像を用意する。
4.amazonKDPに出版手続きをする。
1については、紙の書籍のデータが既にあるならば、注意深くチェックします。見出しは特に気を付けます。また余計なデータを消す必要があります。図版のキャプションだけが残っていたり、紙のページを意識して不要な改行が入っていないかなどもチェックします。はじめに、まえがき、あとがき、なども用意します。目次は2で自動的に発生させるので用意は不要です。
2の前処理として、章のタイトルなどの見出しにはシャープで囲んだ# 見出しレベル1 #という『マークダウン』の作業を行います。見出し以外に、段落、字下げ、リンクなどもマーク付けが必要で、2を行うソフト(例えば『でんでんコンバーター』(https://conv.denshochan.com/)ごとに作業ルールが決まっているので(http://sakkagoro.com/kdp-publishing-how-to/)理解が必要です。それらが面倒な場合は、紙の書籍の編集・制作のように外部に頼むこともできます。
『でんでんコンバーター』はEPUB用ですが、amazonでは他にもMOBI、HTML、DOCなどにも対応しているので、それらから入稿することもできますが、元のアプリ通りに表現されるかどうか事前のテストが必要でしょう。
3は、画像は多用するとダウンロードに時間がかかるようになるので、サイズや圧縮率に注意が必要になり、最初はあまり多様しないほうがいいでしょう。
4は、amazonへ出版申請するにあたり、個人情報の登録が必要になります。その先に、本の題名、著者名、など書誌情報を入力する画面が出てきます。
本の出版権はパブリックドメインの作品なのか、出版権を保有していますなのかをはっきりさせます。その後に本のコンテンツをアップロードします。
自己出版の場合に本の価格を決める前にロイヤリティ(受け取る印税)を70%か35%かの選択をします。(https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/G200644210) 印税で70%を受け取るには、楽天koboやiBooksストアなど他店での販売できずアマゾンのみで販売しなければならないとか、価格帯は250円〜1,250円以内とか、同じ書籍の紙版よりも20%以上安くなければいけないなどの制約があります。設定が終わって「保存して出版」でアマゾンによる出版審査が行われ、約48時間以内に自動的に出版されます。
例えば70%の印税を選ぶと、500円で販売した場合に受け取るのは350円弱になり、売り上げは月単位でまとめて毎月口座に振り込まれます。特定のカテゴリーで強力なコンテンツの場合はダウンロード数が累積されますので、コンスタントに売り上げが続く場合があります。ちなみに電子書籍はキャンペーンとして無料提供することもでき、ダウンロード数が増えてランキング上位にも上がりやすくなります。

