制作お役立ち便利帳
発注に関するご質問
自費出版をしたいのですが、何を用意すればよいでしょうか
自費出版の制作や流通をどこかにお願いする際に、どれだけの準備がされているのか、真の目的は何なのか、予算の制約はどれくらいかを説明する必要があります。すでにどれだけの準備がされているのかによって、何百冊かを作るのにかかる費用が数十万円なのか数百万円なのかが異なってきます。またページ数が多いとか印刷製本の品質にこだわれば費用はさらにかさんできます。
一方で、今日ではスマホやタブレットで読む電子書籍の形式の自費出版もできますので、その場合は印刷製本の費用を省くことができます。
準備の状態
- 1. 完全原稿
- 過去に新聞・雑誌の連載などがされてデジタルの原稿データが存在する場合は、費用はほぼDTP制作費と印刷製本費用だけになり、発注先を探すことは難しくありませんし、費用もページ数が少ないなら数十万円で何百冊ができるかもしれません。(写真の加工や図版作成は別途)
- 2. 文字原稿のみ
- 自分でワープロ入力したような文字のデジタルデータが存在する場合、あるいは手書きで原稿用紙に書かれたものの場合は、誰かに読んでもらってチェックを受けているなら、編集・校正作業が軽減できますが、まだ誰にも読まれていない原稿の場合は、たとえデータが存在しても編集・校正作業を依頼する方が賢明です。その費用とDTP制作費・印刷製本費用が必要になるでしょう。文章の書き直しが必要になった場合などではかなりの費用がさらにかかってしまいます。
- 3. 資料のみ
- まだ一連のまとまった原稿の形にはなっておらず、部分的な文章、音声テープ、ビデオ、写真などの資料から整理して本の形式にまとめたい場合は、編集校正と合わせて企画の手伝いをお願いしなければならず、制作期間もそれなりにかかるために、制作・印刷・製本代金の合計と同じくらいの別途企画・編集費用がかかるかもしれません。
- 4. おまかせ
- このような本を作りたいというイメージがあるだけで、手元に何もなくて、資料探しとか、インタビューとか、写真撮影も含めてすべて外部にお願いする場合は、トータルに引き受けられる編集プロダクションのようなところに依頼することになり、商業出版と同じくらいのコストがかかるでしょう。
自費出版の目的が会社の歴史や業績の記録などの場合は、商業出版と同等の費用をかけて立派な本を作ることが行われます。一方、個人の趣味嗜好や体験記の場合は予算が限られますので、書店で売れるとか印税が入ることで費用の一部をまかなうことをうたう自費出版専門業者も居ますが、販売目的で自費出版をすることは非現実的です。
むしろ費用を抑えたいならば、今なら印刷が不要な電子書籍(KindleのKDPなど)を先に出して、読者の反応をみてから紙の出版物を考える方が賢明でしょう。最近ではDTPと同時に電子書籍用のEPUB3の制作もできる業者に依頼することも行われています。
