制作お役立ち便利帳
印刷物の制作に関するご質問
色紙(色上質)にカラー印刷をしたい
色上質は上質紙を染めた日本独自の印刷用紙規格のようなもので、だいたい33色が決められていて、うす青が「浅黄」、うす緑が「鶯」など日本の伝統的な色名で呼ばれているものもあります。代表的な銘柄は旧「紀州製紙」のものですが、他の製紙メーカーでは異なった色味や異なった呼称も使われているので、厳密な色を指定するには、用紙見本を購入して確認する必要があります。製紙会社各社の大まかな色はWebでも見られます。
一般的な印刷用紙は紙厚を連量と呼ぶkgを単位として表現するのとは異なって、色上質の厚さはコピー用紙のような「特薄口」からハガキくらいの「超厚口」まで7段階なので、選択に制約があります。プリント、印刷、紙加工に関しては通常の上質紙と同じ様な扱いができますが、印刷絵柄の発色については地色の影響を受けるために、当該色上質紙を使った色校正が必要になります。
またオフセット印刷のような透明インキを使う場合と、レーザープリンタのようなトナーを熱融着する場合、インクジェットのような滲みのある場合では、それぞれ発色効果が異なるために、同じ色上質を使っても異なる方式でプリントすると色味が一致しません。
地色の影響を受けなくするには、金属やフィルム印刷と同様に、絵柄部分を白色で先に印刷しておいて、その上に4色を刷り重ねるとよい訳ですが、安い色上質を使ってそこまでする意味はないと考える場合は、比較的地色の影響を受けにくいトナー方式のプリンター/デジタル印刷機を使うのが無難かもしれません。
またオフセット印刷の場合は、色上質に白色の下地印刷をするのとは逆に、白紙を使って絵柄以外の部分に色べたを印刷することがあります。これはパルプの繊維を染めた色上質は、色が濃いと古紙リサイクルに障害が起きるからで、リサイクルを阻害しない資材だけを使って、まるごとリサイクルできる印刷物を求められる場合にとる方法です。
リサイクル対応型印刷物については日本印刷産業連合会に説明があります。
参考 リサイクル対応型印刷物制作ガイドライン pdf
リサイクル適性マークには、「古紙リサイクル適正ランク」に応じたABCDの区別がされていて、色上質の色との関係は以下のようになります。
A:リサイクルの阻害にならない。
レモン、うす水、アイボリー、あじさい
ラベンダー、藤、りんどう、さくら、コスモス、
桃、びわ、若草、浅黄、白、水、銀鼠、空、ブルー
B:板紙へのリサイクルにはOK。
肌、白茶、クリーム、濃クリーム、やまぶき、黄、もえぎ
サーモン、みどり、若竹、オレンジ、鶯、アマリリス
C:紙・板紙へのリサイクルに向かない。
赤、黒

