制作お役立ち便利帳
製本に関するご質問
面付けの準備はどうすればよいか (工程)
ページもの印刷ではどのように製本仕上げをするかによって、ページ制作や面付けの指定が異なる部分があります。まず綴じ方が中綴じか平綴じ系(無線綴じ、糸かがり)かによって折り丁を重ねていくか束ねていくかの違いがあり、また平綴じ、無線綴じ、糸かがりかによってノドの開き方が異なるため、見開きページの作り方が少し異なってきます。(参考 Q : 見開きの真ん中にある文字や写真が見え辛くなっている。何が問題か?)
折り丁についても、どのような折り方をするのかによって、ページの順番が異なってきます。これらは発注者にはわからないところが多いのですが、用語レベルの理解は、製本のひきだしサイトに用語集もあるので、日常調べておくのが発注時のコミュニケーションに役立つでしょう。企画・編集・制作サイドでは綴じ方の指定とか確認は必須ですが、折り方は印刷・製本のプロに任せて良いでしょう。
面付けに関連して印刷用紙のサイズと紙の目の関係を確認しましょう。上の4面付けの図ではノドの辺が紙の長辺と一致するので横目の用紙にで印刷すると製本適性がよいことがわかりますが、もし実際に使う印刷機が8面付けの大きさに対応している場合は、縦目の用紙を使うことになります。これは印刷現場の都合で変わり得る問題なので、一応注意はした方がよいでしょう。また輪転印刷機のように用紙の目が選択できない場合には、理屈道理に使用適性がよいようにできない可能性もあります。ただ紙の目による癖が出にくい用紙もあるので、紙目が逆でも使われる場合もあります。
印刷会社がこれらを考慮して刷版製版をする前段階で面付けソフトによって、綴じ方・折り方と、それぞれに必要な補正量などの指定、およびマージン・トンボ・背丁/背標などの設定をします。こういった設定は定期刊行物の場合は保存して使いまわしますので、確認は初回だけでしょう。
これに、記事のファイル(PDFなど)を読み込ませて、その際にどこからどこまで、どのようにノンブルを入れるのかを指定する場合もあります。記事のファイル名は編集側台割の順番がよくわかるような名前の付け方をした方がミスを避けるのには良いでしょう。この結果は写真のように画面で確認できますが、大判プリンターで校正紙出力もできます。
発注側で重要なことは、編集台割と通し番号の関係、ノンブルの付け方、ノンブルを付けないページの指定、綴じ方にあわせてのノドの開き方の再調整をしてもらうかとか、などでしょう。


