制作お役立ち便利帳
文字に関するご質問
PDFでも文字がずれたりフォントが変わることがあるのはなぜですか?
一般文書やDTPのページをPDFにすると、どこに持って行っても同じように再現される約束ですが、実際には、①PDFを作成する時点で元ページとは異なってしまう要素や、②PDFを表示するプログラムや環境が異なるために変わってしまう要素があります。
ページの再現を厳密にしなければならない場合は、PDF作成後に、PDFを再表示するプログラムで確認をすれば万全ですが、同時に作成時にもいくつか注意をしておいた方がよいでしょう。
1. PDF作成時に起こること
画面への表示では左右は1000~2000ドットの中に文字組版をしますが、印刷では1桁以上細かい単位になり、PDF化の際に文字の位置情報を計算し直すのですが、画面では行末あるいは文字枠に納まらなかった最後の字が納まってしまったり、また納まっていた字が納まらくなったりすることがあります。
こういうことが起こらないようにするには、行の最後の文字の後ろに僅かでも空間があるようにしておくのがよいでしょう。
またWindowsのフォントはPDF化の際にフォント埋め込みはしませんので、他のWindows環境でPDFを再現する場合には問題なくても、それ以外の環境に於いては再現時に該当フォントがないということになります。
従って同一フォント再現を第一に考えるならば、フォント埋め込みのできるもので制作をした方がよいでしょう。特に見出しや装飾的に見なれない欧文フォントを使用する場合は、うまく再現されないとデザインの崩れにもなりますので、気を付ける必要があります。
2. PDF再現時に起こること
PDFの表示はAdobe製品やPDF専門ツールで行うだけでなく、Webブラウザなどで表示する場合もあります。PDF専門のツールでは、そのPDFがどのように作られているのかを調べて適切な表示を行うことができます。
しかしWebブラウザやメールソフト、クラウド上のデータ管理ソフトなどが、文書データの一つとしてPDFを扱う場合は、文書内容がどのようなものかを示すだけの簡易表示をしているだけの場合があり、フォントはそのシステムの都合で適当なものに代替されて表示されることがあります。こういった場合でもPCにPDFファイルをダウンロードして表示をすれば、問題ないものが多いと思います。
ネット上で利用するPDFビューアとかPDFリーダーが多くなっていますが、これらはPCの場合のようにPDFをダウンロードして表示するのではなく、サーバー(クラウド)側でPDFをイメージ化してスマホやタブレットの端末に送るものもあり、端末側では一切の設定などが出来ないので、その場合は「読めればよい」簡易表示をしているだけだと考えた方がよいでしょう。
PDFに関するお役立ち便利帳はこちら ▶ https://gc-tobira.jp/wp/useful/tag/pdf/
