プロのものづくり集
高品位組版

多彩なフォントを使った緻密で美しい組版を希望されるお客様へ

読みやすくて美しい文字組版は見ていて楽しくなります。書体そのものの美しさは一際誌面を輝かせます。

印刷・出版業界では、その美しさで人気を博していた書体に「写研書体」があります。現在、この書体や組版システムは生産が中止され販売されていません。しかし、写研書体を使ってDTPを行っている印刷会社は今でも存在しています。そんな貴重な書体を使った高品位な組版は、まさにプロの仕事と言えるでしょう。

教科書、学習参考書、書籍、雑誌等では、どんな書体を使うかが最大のポイントになると言っても過言ではありません。今でもそれらの頁物を写研書体で組版・印刷している出版社や広告会社は少なくありません。写研書体は当然ながら専用の組版機を使って文字組みを行います。書体はCIDフォントとしてデジタル化していますので、写研書体もDTPシステムによるデジタル制作が可能です。

写研DTPシステムのワークフロー

写研のDTPワークフローは、MacやWindowsのDTPワークフローとさほど変わりません。むしろ利点は、文字データや印字データなどもすべて写研独自のフォーマットで構築されていますから、ハード・ソフト面でのエラーが極めて少ないことがメリットでもあります。

また、得意な分野は「漢文などの特殊組版」「数式や電気回路図などの理工学系の組版」「学習参考書全般」「日本語とハングル・中国語等の混色組版」「辞典や目録等の組版」等です。

写研システムは以下のようなワークフローになります。
文字・図版原稿を入稿(写真・イラストはTIFF・EPSファイルで外部データからの入稿も可能) → 専用編集機で組版 → カラー集版システム → CTPセッター(フィルム出力、カラーカンプ出力、普通紙出力にも対応)

写研DTPシステムのワークフロー

大量の文字組版を高速処理し、短時間で制作します

写研書体を使って誌面をレイアウトする時は、写研組版ソフトで自動的に組版し、均整の取れた美しい文字組みのレイアウトを行います。細かな書式設定・禁則処理・文字下げ段落などの自動的な組版処理が可能です。

写研DTPシステムでは、文字・画像編集の操作は簡単です。文字組みは高速処理されて、大量ページ物や直しは文字組み編集機に分散処理させることで、短時間で制作することができます。写真・トレースデータは、外部データからの取り込みも可能で、MacintoshやWindowsで作られた編集済データを取り込んで、製版・面付けまでの制作が可能です。

また、Windows環境で稼働するカラー写研DTPもあり、あらゆるページ物から、チラシ、端物までを高速に編集処理を行なう日本語組版プログラムと、写研の豊富な書体が利用できる生産体制も整っています。

今日、あまり見かけなくなった写研書体ですが、出版社や広告会社では定評があり、根強い人気があります。印刷会社の中には未だに写研書体を豊富に取り揃えて、デザイン性豊かな高度な組版を仕上げているところがあります。電子書籍では写研書体が読みやすいということで活用するケースが出てきています。GCのトビラに登録している印刷会社の中には、書籍や雑誌の高品位な組版を得意としている企業がいます。美しい組版をご希望の際は、どうかご用命ください。

もちろん、写研DTPだけでなく、MacDTP、WindowsDTPの設備も整えており、あらゆるDTPに対応し、入稿から印刷までワンストップのワークフロー体制を築いています。

お問い合わせ先:株式会社秀巧堂クリエイト

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