プロのものづくり集
レーザー加工

オンデマンドでオンリーワンの商品を制作できるのがメリット

ものづくりにおいて多用されているレーザー加工機は、1つのデータで同じ商品をスピーディに作ることができるため、近年、市場が拡大しつつあります。さまざまな素材に彫刻・穴あけ・切断・マーキング等の加工が行えるレーザー加工機は、ものづくりを代表する機械と言っても過言ではないでしょう。

レーザー加工機のタイプは、「CO2レーザー(ガスレーザー)」と「YAGレーザー(結晶レーザー)」「ファイバーレーザー」に分かれます。それぞれのレーザーは一長一短ありますが、金属以外の素材であればほとんどの素材に使用できるということで、「CO2レーザー」タイプのレーザー加工機が最も普及しています。

とにかくレーザー加工でのものづくりは、データさえあれば、オンデマンドで行えますから、印刷と同様の感覚で制作することができます。しかもオンリーワンの商品が簡単に作れるため、One to Oneビジネスに適した制作と言えるでしょう。また、レーザー加工機のサイズによって、一度に多くの商品を作ることができますから、同一製品を何点も作りたい場合にも適しています。

また、レーザー加工は仕上がりが綺麗なのが特長で、プロッター機構の駆動解像度数が高くなればなるほど、より高品質なレーザー加工が可能です。

制作を依頼される際の留意点

オリジナルデザインの商品や媒体を制作される際に、データ制作から全て発注される場合に限らず、データ自体を作成されるときも、発注先の印刷会社や制作会社に問い合わせをして、入稿用のデータの作成方法を尋ねることをお勧めします。

レーザー加工機によっては、対応しているアプリケーションや加工できるサイズ、素材が異なりますから、それらを確認し、データ制作について事前にチェックしてください。なお、データを作成するソフトウェアは、とくに何を使っても問題はありませんが、オーソドックスなものとして、アドビ社の『Adobe Illustrator』が挙げられます。「アウトラインプレビュー」を使用して、実際のパスの位置を確認しながら作成する方法をお勧めします。アウトラインをプレビューして、表示された罫線のところにレーザービームが照射され、素材をカット・彫刻し制作していきます。

さまざまな商品を作成することができます

紙加工をはじめ、木工加工、樹脂加工、金属加工、ゴム加工、アクリル加工、衣料繊維加工が行えます。それによって、グリーティングカード、各種ノベルティ、ギフト商品、サイン・ディスプレイ用什器、文房具の名入れ、ネームプレート制作、デザインオブジェ等、アイデア1つでさまざまな商品を作成することが可能ですし、制作したモノ自体を商品にして販売することができます。

繊細で複雑な紙の切り抜きが可能

繊細で複雑な紙の切り抜きが可能

各種金属板にもレーザー加工が可能

各種金属板にもレーザー加工が可能

 

木材をカットし個性的な商品も制作可能

木材をカットし個性的な商品も制作可能

アクリルや各種プラスチックを彫刻・切断して商品も
アクリルや各種プラスチックを彫刻・切断して商品も

このように非常に便利で使い勝手が良いということで、レーザー加工機を導入し、事業展開する企業が増えつつあります。しかし、加工するためのデータを作成する必要があるため、データ制作に長けたデザイン制作会社や印刷関連会社に相談されることをお勧めします。

お問い合わせ先:株式会社ショウエイ

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