プロのものづくり集
Pepper導入ソリューション

Pepperはインタラクティブなコミュニケーションが可能で、感情が分かる人型ロボットです

家族、社員、スタッフの一員として導入される人型ロボットPepperは、そのユニークなデザインと親しみやすさから着実に導入が進んでいます。とりわけ「業務の自動化」のニーズに応えてくれるということで、法人が導入するようになりました。オフィスや店舗、施設での受付・接客業などの簡単な受け答えだけでなく、さまざまな業種に合わせた業務をサポートできるよう高度な機能が搭載されています。インタラクティブなコミュニケーションが可能ということで、需要が伸びています。
法人にとってのメリットは、人手不足を補えること。人件費のコストダウンが図れること。関心を引き集客につながること。などが挙げられます。

Pepperの人気が高まっている理由の1つとして、人の喜び、悲しみ、驚き、怒りなどの感情を認識できる点が挙げられます。Pepperは1台の3Dカメラと2DのHDカメラで、対面した人の顔に表れる感情を読み取ったり、周囲の状況から自分をそれに合わせて話したりすることができます。
それによって、対面した人の顔の表情や声の抑揚などから、明るい気分でいるのか、あるいは暗い気分でいるのかを判断できます。つまり、コミュニケーションがとれるロボットなのです。
インターネットに接続されていますから、その日のニュースや天気を伝えることはもちろんですが、新たにコンテンツを開発し、プログラミングしアップロードすることで、目的に応じた会話や動きが可能になります。導入したユーザー次第でPepperを進化させることができます。

Pepperは設置しただけでは目的を果たせません。コンテンツを登録する必要があります

ここでは法人向けモデルの「Pepper for Biz」で利用されるケースについて説明します。
法人とは、一般企業、工場、店舗、公共施設、イベント会場など、あくまでも法人の顧客がビジネスとして導入するケースのことを指します。
Pepperを購入する場合、まずは販売元のソフトバンクの営業所に連絡していただき、本体そのものを購入する必要があります。通常はレンタル契約で、月々分割で3年間支払うことになります。
サービス詳細から料金、購入方法、ユースケース/利用シーン、導入事例、サポート、規約・重要事項などについては、ソフトバンクの「Pepper for Biz」のホームページを参照してください。https://www.softbank.jp/robot/biz/

ただし、Pepperは本体を購入すれば、すぐに使えるようになるわけではありません。本体のPepperに会話や動作をさせるためのコンテンツを搭載させなければなりません。これが最も大切なことになります。つまり、会話をさせるための具体的な文字を入力したり、胸のディスプレイに表示する画像や動画を制作したりする必要があるわけです。
オフィスソフトを使いこなせるユーザーであれば、自らテキストや画像のコンテンツを登録することは難しい作業ではありませんが、Pepperにしてほしいことは何かを具体的に決めて、それに適したコンテンツを作成するのはノウハウを持っていない一般の法人ユーザーには、困難かもしれません。Pepperをうまく動かして状況に応じた会話を行うようにするには、実績のある専門の会社に依頼して、最適なコンテンツを作る必要があるでしょう。
そのことを理解していないと、導入してソフトバンクが用意している標準のコンテンツを登録してしまうと、いつも同じ会話に終始してしまいます。そうなりますと、現場の状況にそぐわなくなり、あまり価値を見出せなくなる可能性が出てきます。そのため、PDCAサイクルを通してコンテンツを見直し、状況に応じて新しいコンテンツを搭載させるなどして、柔軟に対応していくことが肝要になってきます。

ですから、ユーザーの目的に則して、Pepperが会話や動作をしたり、画像・映像コンテンツを表示したりするような、最適なコンテンツを作る必要がありますから、Pepperのコンテンツ制作に実績のある制作会社や運営会社に依頼することが望ましいと言えるでしょう。それらの企業では顧客のニーズを聞き出して、的確にコンテンツを作るノウハウを持っています。そして、ユーザーに代わって運用する体制を構築しています。

導入が決まったら、詳細な企画書を提示してもらうために、入念な打ち合わせをしましょう

Pepperを導入することになり、専門のコンテンツ制作会社に依頼した際は、最初に入念な打ち合わせをすることが大切です。「Pepperに何をさせたいのかを、なるべく具体的に話す」「コンテンツ制作料を明確にする」「会話や画像の内容が決まったら実演を見て納得する」これらは基本ですが、企画段階からしっかりとコンテンツ制作と運用について提携会社と話し合うことが肝要です。コンテンツ制作会社を選定する場合は、パワーポイント等を使って、テキスト、写真、イラストなどで詳細な企画書を作成し、説明してくれる会社を選ばれることをお薦めします。文書やグラフィックで作成された企画書であれば、分かりやすいですし、導入後の状況が想像しやすいという利点があるからです。

また、Pepperは常に動作を管理しなければなりません。メンテナンス業務も求められてきます。会話や画像のコンテンツをクラウドサービスでデータ管理していく必要があります。導入した企業がこれを自社で行うとなると、コンテンツ制作のノウハウや担当スタッフが必要となり、そのためのコストが掛かってきます。同じコストを掛けるのであれば、コンテンツを作成し運用できる専門業者に任せたほうが安心ですし、要望に沿ったコンテンツを的確に制作してくれます。
このような理由から、長期にわたってPepperを運用するためにも、効果的なコンテンツが作れて、運用を安心して任せられる企業に依頼するほうが得策と言えるでしょう。

Pepperの活用事例

さまざまなシチュエーションで活躍し付加価値をもたらします

【観光地のケース】
外国人観光客が行き来する商店街では、地元の商店会が共同でPepperを案内役として活用しています。具体的事例としましては、香川県高松市の高松丸亀町スマート観光プラットフォームでは、Pepperをお遍路さんに見立てて商店街の宣伝や「セルフ免税カウンター」で、外国人観光客を誘導する仕事をしています(高松市で実証実験中)。日本語と英語と中国語の3カ国語で外国人観光客に対応しており、好評を博しています。
【幼稚園のケース】
子供たちは人型ロボットを目の当たりにしますと、嬉しくなります。香川県高松市のくにとう幼稚園では、2017年4月に園児たちのIT教育の一環としてPepperを“入園”させました。お披露目会でPepperがあいさつをすると、園児たちは歓声を上げて喜びました。そして、すぐに友だちになって一緒に遊ぼうとします。非常に人気が集まり、歓迎されたわけです。同園ではPepperにアニメの主題歌を歌わせたり、クイズを胸のディスプレイで出題させたりして、独自の工夫を凝らして園児たちと触れ合う楽しい時間を設けています。このようにPepperがいる幼稚園となりますと、SNSや口コミによって人気が出て、入園したがる子供たちが増えてきますから、幼稚園としては収益向上につながることは間違いないでしょう。
【商店のケース】
また、商店が独自に導入する場合は、自社商品の内容、特産品の販売、バーゲンセールの実施などで、それに応じた会話・説明をさせて接客業務として活用することができます。商店が導入しているケースはまだまだ珍しいですから、店先に設置すれば目立ち、往来する人の興味を引くことでしょう。集客につながる可能性が高くなります。実際にPepperを導入した商店では、ほとんどが売上を伸ばしている状況です。

とにかく、Pepperはさまざまな業務で活躍しています。現在、ソフトバンクでは、小売、飲食、サービス、金融、自動車、ホテル・観光、病院・薬局、介護、オフィス、イベント・展示会の業界の導入事例を紹介しています。
受付業務、席の案内、整理券の発行、呼び出し業務などの仕事が考えられますが、Pepperに搭載するコンテンツによって、オリジナルの会話や動きをさせることができますから、導入の際は運用・管理ができるコンテンツ制作会社に相談してみてください。また、Pepperのディスプレイに表示される情報を、デジタルサイネージの大きなディスプレイと連携させて表示することも可能です。
業務をPepperに任せることで、人件費の削減につながり、集客力がアップするはずです。そして、人を呼び込んだりして人とつながることができるのが、人型ロボットのメリットです。スマートフォンやタブレットなどの端末だけでは、こうはいきません。

Pepperは専門のコンテンツ制作会社にお任せを

Pepperのような人型ロボットの可能性は広がっています。今後、急速に市場に受け入れられてくるでしょう。機能は向上し進化し、より複雑で高度な会話や活動が行えるようになっていきます。付加価値の高い人型ロボットとして、さまざまなシチュエーションで活躍していくことでしょう。ソフトバンクと提携しPepperの導入をサポートし、コンテンツ制作・運用に注力しているコンテンツ制作会社があります。まずは自社の要件・目的に合った仕事をさせるために、導入方法について相談されてみてはいかがでしょうか。

お問い合わせ先:株式会社ミヤプロ

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