プロのものづくり集
画像合成・加工
ビジネスユースの画像処理はプロのフォトレタッチャーにお任せを!
最近は、デジタルカメラやスマートフォンで撮った写真を簡単に合成・加工できるアプリが出現しています。それによって、初心者でも写真にさまざまな処理を簡単に行えるようになりました。
しかし、それはあくまでも趣味のサイトや、ホームページやブログ上の画像を加工処理する場合の話です。ビジネスで使用する画像では、より効果の高い高品質で綺麗な画像に仕上げなければなりません。それには高度なスキルが必要であり、それはプロの仕事になります。
とくに画像の背景の差し替えや不要物の消去、色調補正などの合成・加工作業では、写真の特性を知り尽くした専門のフォトレタッチャーの仕事になります。
RAWファイルをRAW現像ソフトで変換し合成・加工
フォトレタッチソフトを使って画像を合成・加工するプロの現場では、質を重視する仕事で、RAWファイルと呼ばれる画像になる前の生データを使うことがあります。
RAWファイルは現像される前の画像ですから、そのままではプリントやWebで表示することはできません。このRAWファイルをJPEGやTIFFの画像に変換(現像)する必要があります。この変換によって、撮影後の画像を好みに合わせて、画質や色味、明るさの調整、さまざまな画像の合成、加工、修正が可能になります。
RAWファイルは、撮影した色のデータがそのまま全てファイルされますから、画像のデータ容量は大きいのが特徴です。処理能力の高いパソコンで作業し、RAWデータを思い通りに仕上げていくのが、製版会社のフォトレタッチャーになります。
画像の合成・加工にはプロとしての高度なスキルが求められます
プロの現場では、クライアントのニーズに応えてさまざまな画像処理を行っています。求められるスキルは、次のようなものがあります。
- 明るさの調整、色味の変更、画像の合成などを好きなように自由に調節できる。
- 画像全体のバランスを考慮できる。
- 切り取りの精度、リアル感を表現できる。
- 自然な感じに仕上げて違和感のない合成技術

例えば、影の付け方、太陽に照らされている照度の具合、金属や宝石などの質感などをいかに自然なものにしていくかが、プロの習熟した技術になります。
最も難しいとされる腕時計の画像加工では、腕時計に使われているステンレス、真鍮、シルバー、チタン、金、プラチナなどの素材の質感を表現する技術が問われます。
また、ポスターやパンフレットの制作において、腕時計をバックの背景(宇宙空間、風景、室内)と合成させる場合には、背景をぼかす技術、あるいは腕時計の画像を精巧に切り抜いてバックと違和感なく合成させる技術も求められます。これらはスキルを持ったフォトレタッチャーにしかできない難しい作業になります。
画像処理ソフトのどの機能をどのように使って作業すれば良いのかを、即座に判断し、的確で高度な作業が行えることが重要です。そして、それが行えるのが画像処理の専門家なのです。
さらに、印刷適性に合わせた画像補正も大切です。色校正がイメージ通りにいかない場合は、あらゆる画像に対応している画像レタッチに強い製版会社にご依頼ください。
合成・加工の事例
- カレンダーやチラシ等で使用するために撮影した海岸の写真で、写り込んでしまった人たちを消去したい場合

- 秋の風景の写真を、初夏を連想させるような季節の写真に変えたい場合

- 何もない海中の写真にクラゲやウミガメを合成し、夏の海を演出したい場合

- 手のシワを取り除き、若返らせた手を使用したい場合

- 建物の前にある木々を消去し建物を復元したい場合

紙媒体の制作を熟知している製版会社に画像の合成・加工を
撮影した時期が、実際の媒体がリリースされる時期とずれてしまって、季節が合わない写真になることがあります。撮り直しがきかない場合は、写真を加工処理して、掲載時期に合うように修正する必要があります。その際に画像を合成加工する技術が必要になります。
製版会社はRGB画像からCMYKに変換できますから、パンフレットやカタログ、ポスター、チラシ、広告などの紙媒体の画像処理はお手の物です。お客様のさまざまな要求に応えることができます。そして、デザインから撮影、DTP、印刷まで一貫したカラーマネージメントシステムを構築し、商品と印刷物、あるいは印刷物とWebとの間のカラーマッチング技術には自信を持っています。
お問い合わせ先:株式会社一真社
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