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(184) 株式会社アイドマ・ホールディングス
主婦と企業を結ぶ主婦のための求人応援サイト「ママワークス」
就労支援事業部
西江 美幸氏
ワークライフバランスの必要性の高まりを背景に、多様な働き方を認め、優秀な人材を確保するとともに、業務の効率化やコスト削減にもつなげたいという動きが、企業の間で活発になっている。(株)アイドマ・ホールディングスでは、昨年、主婦のための求人応援サイト「ママワークス」を立ち上げ、企業と主婦の架け橋となる就労支援サービスを展開している。ママワークス担当の就労支援事業部の西江美幸氏に、その仕組みについて取材した。当業界としても活用できる求人サイトと言えるだろう。
- 株式会社アイドマ・ホールディングス
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東京都豊島区池袋2-6-1 KDX池袋ビル9F
https://www.aidma-hd.jp/
https://mamaworks.jp/
企業にとっては様々なスキルを持った主婦を活用できるメリットがある
(株)アイドマ・ホールディングスは、企業の経営課題と日本が抱える就労問題の双方を解決する、業務支援×就労支援というビジネスモデルを確立し、設立9年目を迎えた企業である。
そんな同社が、昨年10月に開設したのが、主婦のための求人応援サイト「ママワークス」だ。「当社は、『Work Innovationを実現する』という戦略をベースに事業を進めており、その一歩としてママワークスの運営を開始しました。高いスキルや様々な経歴を持ちながらも、外で働くことが難しい主婦は多いです。しかし、在宅であれば、すきま時間に働くことができます。今まで在宅勤務の導入を行ったことのない企業様にも、ママワークスの活用を通じて主婦の価値を感じていただいております」と、西江氏は「ママワークス」開設の経緯を語る。
現在「ママワークス」に登録している女性は 5,000名を突破し、うち9割近くが在宅で働くことを希望しており、20代半ばから30代後半の層の登録数が最も多いという。
「登録会員に電話をして、今までしてきた仕事や、今後どんな働き方、仕事をしていきたいのかをヒアリングして、企業を数社紹介する方法を採っています」。求人会社からすれば、仕事に興味を持ってもらえそうな主婦や、求めるスキルを持っている主婦に、自社を紹介してもらえるメリットがある。このようなマッチング率を高める取り組みを行っているのが最大の特徴である。
求人希望企業は、Webサイトの登録フォーマットに、仕事の内容、求めるスキルなどを入力し、同社が登録内容を確認して問題がなければ、求人内容を掲載するという手順になる。現在、在宅求人に限り、掲載料金を完全無料にしており、テスト的に在宅ワーカーを活用することが可能だ。企業は登録会員に向けてスカウトメールが発信できるので、ターゲット層に直接アプローチすることもでき、さらに、掲載開始後、3営業日以内に新着企業として企業情報のダイレクトメールをママワークス会員に配信するサービスも受けられる。「企業の登録を無料にしているのは、ママワークスがスタートして間がなく、まずは求人数を増やすことを第一に考え、企業も求職者側も活発に活用できるポータルサイトとして、より質の高い求人サイトにするためです」とのこと(将来は有料化へ)。
他のWeb求人サイトと異なる点は、在宅で働きたい主婦に特化している点だ。「クラウドサービスのマッチングサイトは企業に限らず、個人でも求人できますが、ママワークスで求人できるのは、掲載審査を通過した法人のみの掲載になり、在宅ワーカーと企業が直接契約を結ぶことになるので、安心して仕事をすることができます」。クラウドサービスにありがちな、報酬が支払われないトラブルや、途中で仕事の内容が変更するなどの問題が発生しない仕組みを構築し、他のマッチングサイトと一線を画している。
「将来的には、このママワークスを契機に、主婦を活用する市場を構築し、少子化対策になればと考えている」と、社会問題の解決を考慮しているとのことだ。
発注実績や活用事例としては、ライティング業務、コールスタッフ業務、経理・事務業務、デザイン業務など。今後、より多彩になってくることは確かである。
印刷関連の仕事もDTPをはじめ、在宅でこなせるものが増えているため、同サイトを活用すれば、低コストで高いスキルを持った主婦に出会えるかもしれない。大いに利用価値の高い求人サイトと言えるだろう。
印刷関連会社もDTPなど在宅でも可能な仕事を低コストで依頼可能に

緑に囲まれたウッディな空間の同社のラウンジ。商談の場所になっている

