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(201) 株式会社サイバーテック

ドキュメントやコンテンツのWeb展開・データベース化を支援

代表取締役社長
橋元 賢次氏

Webに掲載するコンテンツ制作が、あらゆる企業で必要不可欠になっている中で、制作業務を効率化するシステムを開発し提供しているのが株式会社サイバーテックである。XMLデータベースによるブログ感覚で入稿し、紙とWebを連携する国産のコンポーネントCMS『Publish MakerX』で、企業のドキュメントやWebの課題を解決している。とくに大量のページ物を制作する際に高効率の生産性を発揮するのが同製品の特長である。橋元賢次社長に「Publish MakerX」とITアウトソーシングサービスについて取材した。

株式会社サイバーテック

本社 : 東京都渋谷区円山町20-1 新大宗円山ビル7階
https://www.cybertech.co.jp

ブログ感覚で入稿しWebと紙を連携する『Publish MakerX』を提供

『Publish MakerX』は、ドキュメントやWebの制作業務の効率化を推進するもので、大量のデータから必要なコンテンツを素早く処理し、コスト削減とスピーディな作業を実現したシステムである。

「企業が社内のドキュメントやWebの制作を効率化するためのシステムになりますが、そういった企業がクライアントとなり制作業務ごと請け負っている場合であっても、制作チームの業務効率化を実現することができます」と橋元社長は語る。

製品概要は「CMS（コンテンツ管理システム）で、ブログ感覚でWebブラウザから入稿し、コンテンツやドキュメントをデータベース化できます。印刷用PDF、Web配信用データを同時に出力することもできます。赤入れや組版データからWeb制作においての手戻りが不要となるため、制作業務のスピードアップが図られますし、コスト削減に繋がります」とのことだ。

とくに効果を発揮するドキュメント制作は、製造業では各種マニュアル、規格票、技術標準文書、社内教育テキスト。教育・出版業では専門書籍、学習参考書、各種教材、事典・図鑑、問題集。また、金融・サービス業では約款・規約、定期刊行物、業務マニュアルなどが挙げられる。

企業ではブログ感覚で作業できる簡単操作であることから、内製化のために導入するケースが増えているが、コンテンツの流用や組版管理、素材管理などの機能を搭載しているため、マルチメディアや高品質を有する頁物制作への展開が求められる場合は、印刷会社が導入し顧客に代わって制作業務を請け負うビジネスモデルが考えられる。実際に印刷会社の中には顧客の大量データを管理し、各種マニュアル制作やカタログ制作を受注しているケースも見られる。

『Publish MakerX』は、ライター、画像等の素材作成者、編集ディレクター、責任者等が、それぞれ入稿し同時進行できるのもメリットである。WebファーストでDTPワークフローとは違ったパラレル型の制作フローが実現できる。さらにXMLデータベースで、柔軟性・拡張性のあるデータ管理を実現できて、制作するコンテンツによっては大いに効果を発揮するシステムになっている。ユーザーの声も訊きながら管理機能の強化など常にバージョンアップを図っており、より効率的な作業ができるように改良しているとのことだ。

また同社では、フィリピンのセブシティに自社オフショア拠点の「セブITアウトソーシングセンター」を構えている。ここでは日本人が窓口として対応し、日本語対応と日本人による品質管理を保証し、さまざまなサービスを行っている。また、沖縄県名護市にはニアショア拠点として「サイバーテック沖縄」を設けている。

低コストでありながら高品質のサービスを提供するためのセンターで、サービスはWebサイト構築・リニューアルのほか、CMS導入・コンテンツ移行、Webサイト運用・運営代行、DTPデータの修正やWeb展開、動画や画像のメディア変換・加工、メタデータ作成、ビジネスプロセッシングアウトソーシング等を請け負っている。また、英語版Webサイトの制作も行っているのも同社の1つの特長である。「DTPデータをはじめ、大量データの修正や変換作業、メタデータ作成などは単純作業で人海戦術が求められる分野です。セブでは多くの人員を確保し低コストでしかもスピーディな作業で対応しています」という。また、「当社は、Webとドキュメント制作の分野においてデータベース化し、効率的な作業でお客様の企業価値の向上と売上向上に貢献することをモットーにしています」という経営理念で事業展開している。

セブITアウトソーシングセンターで低コスト・高品質のサービスを実現

『Publish MakerX』のシステム概要

セブITアウトソーシングセンターを活用した場合のコストダウン事例