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(225) 株式会社ネクスメディア

3DCGホログラム専門のショールームを拠点に映像コンテンツで市場開拓

MG Camp マネージャー
阿久津 智広

株式会社ニシカワ、株式会社ニシカワ印刷、株式会社ネクスメディア、ガオカンパニー株式会社で構成しているニシカワグループ(西川誠一社長)。その中で3DCGを活用したプロモーションの企画から提案・演出、3DCGホログラム制作・筐体の提供までをワンストップで展開している株式会社ネクスメディアは、2019年9月、東京都文京区・白山に3DCGホログラムを中心とした先端コンテンツのショールーム「MG CAMP」を開設し、多彩なディスプレイや機材を展示し、5G時代を見据えた3DCGコンテンツの新規需要を開拓している。MG CAMPマネージャーの阿久津智広氏とプロデューサーの川田研二氏に取材し、ショールームの概要、3DCGホログラムの制作状況などについて伺った。

株式会社ネクスメディア
本社 : 東京都東大和市中央2-827-27
TEL:042-808-3055
URL:https://www.nexmedia24.jp

ガオカンパニー株式会社 ・MG CAMPショールーム
本社 : 東京都文京区白山3-4-1
TEL:03-6801-8991
URL:
https://www.gao-company.com(オフィス)
https://www.nishikawa-gr.com/mgcamp/(ショールーム)

3DCG制作の企画・提案からディスプレイ筐体の販売までワンストップで提供

㈱ネクスメディアは3DCG制作のプロモーションの企画・提案からアウトプットの提案・演出を主体に、単なるディスプレイ筐体の販売だけでなく、オリジナル筐体の製作も受注し、3DCGコンテンツの企画・立案からディスプレイ筐体の販売・レンタルまで、他では例を見ないさまざまなニーズに応えたワンストップサービスを展開している。また、本社のある多摩エリアの自治体を中心とした地域支援や、“デザイン”による幼保関連のプロデュースなど、多岐にわたる企画・提案を行っているのが特色である。そして、同社と連携して3DCGなどのコンテンツを制作しているのが、このMG CAMPショールームの2階にオフィスを構えるガオカンパニー㈱である。

ガオカンパニー㈱は13名のクリエイターを擁し、3DCG制作の他、2DCG、Webサイトの企画・制作・運営を行っており、CMやプロモーション映像で使用するフォトリアルな3DCG、ゲームやパチンコ・パチスロ液晶に使用するキャラクターアニメーションなどを得意分野にしている。3DCGやアニメーションを用いた各種プロモーションをデザインの観点からもサポートするクリエイター集団である。「紙媒体が縮小傾向にありますから、企画、プロモーション、デジタルコンテンツの事業に少しずつ軸足を移しつつある状況です」と、プロデューサーの川田研二氏は言う。

「MG CAMP」は、都内最大級の3DCGホログラムを中心としたショールームで、23インチのフルHD3面タイプのディスプレイから、42.5インチの縦型ホログラム映像を4Kで表現できるディスプレイまで、同社が扱っている3DCGホログラムディスプレイを多数展示している。実際に3DCGホログラムを見ながらクリエイターとその場で打ち合わせできるのが大きな特徴になっている。

3DCGホログラムディスプレイは、筐体内に高輝度で鮮やかに発色するディスプレイを仕込んでいて、そこから3DCG映像を特殊なコーティングを施したガラス面に反射させて、まるで目の前に実体があるかのように見せる仕組みになっている。

この筐体内には実際の商品などを置き、3DCG映像と重ねることで、例えば「商品の周囲をロゴが浮遊する」「パッケージから絵柄が飛び出して動き回る」といった現実世界ではありえない視覚効果で、来場者の目を惹くディスプレイとして提案しているという。「近年の技術革新によって高画質のディスプレイや最先端のガラスフィルムが開発され、3DCGは従来より高精細な実体感のある状態で再生できるようになりました」(川田氏)とのことだ。

MG CAMPショールームについてMG CAMPマネージャーの阿久津智広氏は、「実際にお客様に3DCGホログラムの立体映像とディスプレイ筐体の実機をご覧いただきながら、その場で映像コンテンツのアイデアをディスカッションしたり、販促効果を体感していただいたりすることによって、より具体的なイメージを共有できるようにしています。最近は商品の販売促進で3DCGホログラムを使用したいというお客様が増えており、弊社のCGクリエイターとお客様の間でしっかりとコミュニケーションをとって、クリエイティブでより販促効果の高いコンテンツを作っていくようにしています」と、実物を見せながら商談を進めていくことの重要性を語った。

「メーカーの新商品の発表会や展示会場でのブース、あるいは企業のビルのエントランスに設置する、来客の興味を惹きつけるツールとしてなど、さまざまな用途で引き合いが多くなっています。ポイントになるのは映像コンテンツです。顧客と何度も打ち合わせをして作り上げていくわけですが、アニメーションのように完成してからの作り直しが難しいコンテンツは、絵コンテを作って了解をいただいたのちに、動画を作成し実際に確認してもらい、修正を施して完成させていくことになります。ですから、制作期間は概ね2ヵ月ほど要します」と、阿久津氏は話す。

「紙媒体と映像とでは色の見え方が違うため、紙で使用するDICカラーで指定されてきてもその色はなかなか出せません。色についてはお客様と突き詰めてお話しし、ご納得いただける形にできるよう心掛けています」(阿久津氏)。また、3DCGをリアルかつ立体的に見せるためには、環境にあわせた陰影をつけることも必要だと指摘する。色表現が異なる紙と3DCG映像であるが、印刷物の制作でデザインや色味について顧客と詳細な打ち合わせを行ってきた習慣が、この3DCG制作でも活かされている。

「最終成果物をショールームの実機で再生してチェックできることや、機器を実際に確認して購入できる点が当社の強みなのです」(阿久津氏)。インパクトがあって集客力に期待が持てる3DCG映像に関心を持つ企業が増えつつある中で、今後も同社はこの可能性を秘めた映像コンテンツビジネスに注力していく方針である。

3DCGホログラムを異なるアングルから見ることができる3面タイプのディスプレイ
3DCGホログラムを異なるアングルから見ることができる3面タイプのディスプレイ

綿密な打ち合わせと実機確認を重ね、顧客のニーズに合ったコンテンツを制作

縦約90cmの3DCGホログラムを表現できる縦型ディスプレイ(左)/3DCGホログラムを音声と共に投影する1面タイプのディスプレイ(右)
縦約90cmの3DCGホログラムを表現できる縦型ディスプレイ(左)/3DCGホログラムを音声と共に投影する1面タイプのディスプレイ(右)