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(202) 株式会社プロネート

Web解析ソリューション「Dr.3C®」で課題を可視化しWebを改善

営業部 企画課 ディレクター
渡邉 雅弘氏

顧客の販促パートナーとしてさまざまなサポートをしている株式会社プロネート（GC東京）は、近年、IT分野でも独自の製品で企画提案型のビジネスを展開している。2016年11月にはWeb解析ソリューションサービス「Dr.3C®」を開発し、営業ツールとして大きな成果を出している。同製品は顧客のWebサイトを多角的に見える化で診断し、より効果的なサイトに改善していくものである。同製品を開発し牽引している営業部 企画課 ディレクターの渡邉雅弘氏に「Dr.3C®」について取材した。

株式会社プロネート

本社 : 東京都板橋区前野町2-19-8
http://www.pronate.co.jp

市場分析、競合分析、自社分析の3つを可視化し、Webをリーズナブルに解析

「従来の印刷だけでは経営が厳しく、市場のメディアもWebに移行しているのを受けて、当社では近年Webビジネスに注力してきました。今日ではセールスの入り口がWebからになっているため、お客様のWebサイトの状態を解析して、より効果的なものに改善するサービスを行うためのツールとして、『Dr.3C®』を開発しました」と、渡邉ディレクターは開発の経緯を振り返る。

「Dr.3C®」は、検索動態ビッグデータを使って世の中のニーズを見える化する市場分析（Customer）、競合調査ビッグデータを使って競合サイトのアクセス状況を調べる競合分析（Competitor）、顧客のWebサイトを各種SEOツールで自社分析（Company）して現状を把握し問題点を改善するという、3つの「見える化」でWebサイトを解析し改善を促すという仕組みになっている。同ツールは分析やレポートの数によって、エントリープラン、スタンダードプラン、プレミアムプランに分かれていて、リーズナブルな価格で提供してしている。

「診断することでお客様の強みを絞り込んで、どのようなWebサイトにしていくかを話し合い、当社が企画、コンテンツ制作、デザインなど総合的にお手伝いさせていただきます。しかもWebサイトをリニューアルされた後に、紙の印刷の受注もいただける可能性が高く、当社としては印刷受注に結び付ける商品として活用しています」とのこと。

実際、同ツールで解析した第1号の顧客からは、Webサイトをリニューアルして、その後、会社案内やパンフレットの制作の受注に結び付いたとのことだ。

「Dr.3C®」の最大の特長であり、他社製品にはない優れている点は、検索市場分析ツールまで機能を盛り込んで、顧客の市場を分析している点である。

「実際に解析して数値をグラフ化し、サイト訪問者のクリックポイントやページスクロールを可視化します。また、お客様の希望される競合サイトの主なデータや流入キーワードを分析したり、あるいは自社サイトへの流入状況や競合サイトへの流入状況から市場ニーズを分析したりします。そして、数値から見える課題と改善点を分かりやすいレポートにして提示します」と、他社にはできないきめ細かいレポートを作成するというのである。

「当社の最大の強みは、他社のように単にレポートを提示するのではなく、そのデータを基に最終的にWebサイトをどのように改善すればよりアクセスが増えて、販促や売上向上につながるサイトになるのかを提案させていただくことです。」と語る。

実際に顧客と面談しながらレポートについて解説し、その場で具体的な改善点を提案していく、まさに提案型営業を展開しているというのである。今日、企業ではWebマーケティングへの関心が高まっていることもあって、最初から印刷物で営業したのでは話を聞いてもらえないが、Web解析の話を持ち掛ければ関心が高く営業がしやすいという。これは営業戦略的に効果的であると言えるだろう。

実際に印刷の営業でも渡邉ディレクターが同行し、Webサイトの解析の重要性を説いて「Dr.3C®」の受注に結び付けているという。

「Webデザイン会社の場合は、デザインが先行してしまい、マーケティング業務や印刷などの他の販促物への展開ができませんが、当社は制作部隊を持っていますし、紙の印刷だけでなく、アプリ開発や映像コンテンツなどさまざまな制作を一貫生産で請け負うことができます」と、強みを話す。同社では同ツールの提案によって売上が急激に伸びているとのことで、今後ますますの重要なツールになっていくことは間違いないであろう。

レポートを提示するだけでなく、印刷や各種制作をその場で提案できるのが強み

3 つの分析で構成されている「Dr.3C®」の診断イメージ

改善指標の可視化