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(211) 株式会社ジャパンシステムアート
クリエイティブネットワークを活用し顧客に高度なワンストップサービスを提供
営業部/営業企画
大下 貴司氏
近年、デザインを経営の根幹に置くデザインマネジメントが注目され、各企業ではデザインを重視する動きが見られる。しかし、株式会社ジャパンシステムアートは30年以上前からデザイン事業に着手し多くのヒット商品を生み出し、メーカーや流通問屋から高い評価と信頼を得てきた。そして、独自の異業種ネットワークの「JSAプラットフォーム」を構築し、顧客に最適なデザインだけでなく、その先にある問題を解決していくため、多分野にまたがる取引先とのマッチング、コラボレーション、企画を提案し、顧客の課題を解決している。「JSAプラットフォーム」はどのように形成しサービス展開しているのか、東京オフィスで営業企画を担当している大下貴司氏に取材した。
- 株式会社ジャパンシステムアート
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本社 : 大阪府大阪市中央区材木町1-17 KAWAGUCHI ビル6・7F
東京オフィス : 東京都台東区浅草橋5-2-3 鈴和ビル7F
2,500を超える企業・クリエイターによるクリエイティブネットワークを構築
「デザインをビジネスにしていく場合に、どこで他社と差別化し優位性を持たせていくかがポイントになります。そこでいろいろな業種のお客様のニーズに応えられて、また制作で協力していただける外注のクリエイターの方々とネットワークを形成して、あらゆる状況に対応できる体制にすることが大切だと考えて、JSAネットワークを構築しワンストップサービスを展開しています」と、大下氏はJSAプラットフォームのコンセプトについて述べる。
今日では、デザインを重視する企業が増えていることから、デザインを切り口にした営業は単に商品を売り込む営業よりかはアプローチしやすい面があるが、同社では唐突に訪問するのではなく、『TOKYO PACK 2018』などの展示会に出展し、ブースに来た来場者に事業を説明し、興味を持てばアポイントを取って訪問するという方法を採っている。また、場合によっては他社と比較してもらうことで公平性を促すコンペで、営業をかけていくこともあるという。
同社は元々ファンシーグッズの商品開発からスタートし、数多くの文具業界の商品開発に携わって多くの実績を得てきた経緯があり、キャラクターを活かしたデザインを生み出すノウハウには長けていた。「女性が好む可愛らしくて最適なキャラクターグッズを考えることについては、豊富なノウハウと多くの実績を持っています」。
「お客様が商品を作った際にどのようなキャラクターで広報宣伝すればよいのか、あるいは商品自体にオリジナルキャラクターを入れるのにどのようなデザインがよいのか、キャラクターのデザインに関するビジネスが当社の最も得意とする分野です」と言う。
そして、オリジナルキャラクターを制作した際に、その流れの中で商品のパッケージデザイン制作も請け負うわけである。同社ではゼロからデザイナーが最適なオリジナルキャラクターを考え、創作することに徹しているため、だからこそさまざまな業界・業種に精通している必要がある。そのために幅広い異業種と専門性の高いクリエイティブなネットワークを構築しているわけである。
「2,500を超える企業・クリエイターが集まるクリエイティブネットワークを活用してJSAプラットフォームを構築しています。その中から最適なキャラクターやデザインワークを提案し、高度なワンストップサービスを行っています」。
同社のクライアントの業種は、文具・紙製品、バラエティ雑貨・アニメキャラクターグッズ、玩具、コスメチック・化粧品、医療・衛生用品、ペット用品、家庭用品・その他日用品、食品・菓子・飲料、大手レジャーランド運営会社、地方自治体、印刷会社・広告代理店など、多種多様で枚挙に暇がない。
「近年はツイッターなどのSNSで拡散していく時代です。デザインで手を抜くような商品があれば一斉に伝播していきますから、お客様の商品だけでなく、ブランド自体を汚してしまうことになりかねません。ですから、デザインは非常に重要な要素になっています」とのこと。
とにかく市場では商品開発のサイクルが非常に短くなっており、キャラクターデザインやパッケージデザインも短納期で仕上げなければならないと指摘する。
「お客様がゼロからキャラクターのデザインやパッケージデザインを考えていくのは、非常にコストと制作期間が掛かりますから、そのようなニーズに即応できるデザイン会社が求められています。また数日後に見本を求められるお客様でも、ネットワークを活用してPODで仕上げて提案することも可能です」と、短納期にも応えられるのも同社の強みである。
実際、テレビ番組になると、ワンクールで終了する場合も多く、それに伴いキャラクターデザインや商品を開発していかなければならない。だが、商品が完成した頃には番組が終わっていることが増えている。「お客様は常に新しいキャラクターや商品を求めていますから、キャラクターコンテンツの寿命が非常に短くなっています。いかにお客様の短納期に応えられるかが最大のポイントになります」と、キャラクターコンテンツ市場では制作スピードが最重要だと強調する。
今後はワンストップサービスで繋げていくデザインの一環として、映像制作およびキャラクターを活かしたアニメや3D映像の分野にも進出していく考えがあり、さらにビジネス領域を拡大していくとのことだ。

東京ビッグサイトで開催された「TOKYO PACK 2018」での同社のブース(10月上旬)
短納期でクオリティの高いキャラクターデザインを提案できる体制を築く

