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(200) ネクストソリューション株式会社
SGML/XMLを利用した文書の自動組版システム
代表取締役
依岡 正明氏
SGML/XMLを利用して数々のシステムを開発・販売しているのがネクストソリューション株式会社である。XMLは汎用性があるフォーマットでインターネットとの親和性が高いことから、官公庁や金融関連、一般企業、各種団体などさまざまな分野で、文書作成に使われている。印刷業界でも、届出や登録が必要な公共文書は、XMLに基づいた電子データであることが多く、既にXMLを利用している印刷会社も少なくない。同社の依岡正明社長に、印刷業界と関連性のあるシステムについて取材した。
- ネクストソリューション株式会社
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東京都調布市小島町1-1-1 UEC アライアンスセンター313
https://www.nextsolution.co.jp
スタイルシートを簡単にカスタマイズ可能なマニュアル制作支援システム
ネクストソリューション㈱では、さまざまな文書処理システムを開発し提供しているが、その1つに次世代のマニュアル制作支援システム「NEXTDarwin」を提供している。同システムは、XMLに基づいたドキュメント制作のアーキテクチャであるDITA(DarwinInformation Typing Architecture)に準拠し、文書作成からコンテンツ管理、閲覧媒体に合わせたパブリッシングまでトータルにサポートする、オールインワンのWebベースシステムである。PDF、HTML、ePUBデータをワンタッチで作成し、用途に合わせたフォーマットで文書提供できるのが特徴である。
「雛形となる現行マニュアルのマップ(目次を構成)を流用し、変更箇所のあるトピック(文書部品)だけを差し替えたマップを作成すれば、新しいマニュアルを容易に作ることができます。新機能としてスタイルシートを簡単にカスタマイズできるようにし、パラメータを設定するだけで、難しかった組版設定が容易に行えるようになりました。編集作業が効率的に行え、ドキュメント制作を標準化することができます」とのことだ。
用途に合わせたフォーマットで文書を提供できる上に、DITAスキーマを共用すれば、会社間でのデータ交換や文書の再利用が容易になる。多数のマニュアル間で共通の文書に変更が生じた場合も、当該トピック1つを修正すれば、対象のマニュアルすべてに変更が反映されるようになっている。
また、同社は、国際標準規格DSSSL(Document Style Semantics and Specification Language、文書スタイル意味指定言語)で自動組版を行い、組版結果をパソコン画面で確認しながら、SGML/XMLを編集できるツール「NEXTPublisher」を提供している。
同ツールの特徴は、タグを意識することなく文章の変更・修正が可能で、タグや属性はDTD(Document Type Definition、文書型定義)の定義に則ったメニューから簡単に文章を追加・変更することができる点である。
組版結果をパソコン画面に再現させ、修正箇所をダブルクリックすることにより、修正画面を新たに表示、そこでタグを見ることなく文字修正することができる。また、ページ内にSGML/XMLを流し込む領域を設定し、レイアウトを構成するので、柔軟性のあるレイアウトが可能である。
「医薬品や医療機器を製造販売する場合は、厚労省の外郭団体である独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に、添付文書を届け出る必要があります。現在の電子フォーマットはSGMLだが、2019年4月からはXMLに切り替わるため、システム開発会社はビジネスチャンスと捉え、XML スキーマに対応したものを開発している最中です」とのこと。
また、「印刷や表示形式をDSSSLで記述し、スタイルシートとして保存しておくことで、必要な時に何度でも自動組版ができるので、用途ごとに異なったスタイルシートを用意し、同一ソースから目的に応じて必要な部分を別のスタイルで出力することができます」とのことだ。
同社は現行S G M L ベースの医薬品・医療機器添付文書の作成管理システム「PMDOCLite」(パムドックライト)を開発・提供しているが、これは製薬メーカー、医療機器メーカー、体外診断用医薬品メーカーなどの医療情報の添付文書作成及び管理業務を支援するシステムである。「一度の編集で9種類の出力を作成できるのが最大の特長です」と、PDF(印刷用PDF/X-1аに準拠)、PDF(PMDA提出用)、表示確認用HTML(PMDA公開用形式)、ホームページ公開用HTML(PDF形式)、SGMLファイル、テキストファイル、包装用ラベル、お知らせ文書、インタビューフォームの9種類に対応している
XMLで作成・管理すれば、1つのソースからマルチなユースがワンタッチで可能

「NEXTDarwin」の概略図

「NEXTPublisher」の編集画面と組版結果画面のサンプル図
